これは
姉妹ブログに書いた記事の転載です。
わざわざこちらに転載する理由は、「歴史」だからです。
私、自慢じゃないですけど30年以上、ゴルフを見ています。
それで、テレビ中継に入った瞬間に、「
!!!」と思ったことは過去2回。
それは、2回とも石川遼選手で、最初は彼が15歳の時の初優勝。
2回目が中日クラウンズ最終日の58の時でした。
両方とも、常識では「あり得ない」中継の入り方でしたから。
・・・何か凄いことが起こっている。それが、今日、3度目が起こりました。
今日、帰宅してすぐに録画してあったサントリーレディスを見たわけです。
しょっぱなの画面が、
LEADER -14 キム・ヒョージュ アマ TODAY-8 !!!
そして、バーディーパットをど真ん中から決めました。
サントリーレディス、六甲国際ですよ、しかも最終日。
コンディションが良かったということもありますが、Today Bestは-7が一杯と見てました。
それが、それが。常識を破ったのが韓国代表アマ、16歳キム・ヒョージュだった訳です。
何から話しましょう?今日の61は本人のBestですので、それを差し置いても。
まず、技術。
既に「完成」の域に近いです。何を直せという点が見当たりません。
アドレスからスイングの理想形に近く、抜群の再現性です。
小技も今日のアプローチとパッティングを見る限り完璧。
そして、メンタル。
実に飄々としています。感情の起伏が表に出ないのはゴルフにとって大切。
それどころか、「このプレーで当然」と言わんばかりの落ち着きです。
もちろん、日本ツアーは初参戦。
日本語は全く分からないので、ハウスキャディーのアドバイスなし。
これだけのギャラリーの中でのプレーは人生初です。
さて、記録。これは数々の記録を作りましたので、LPGA大忙しです。
まず、16歳での優勝は、宮里藍ちゃんを大幅に抜きトップ。
Par72での最少ストローク61。新記録。
72Hでの-17、不動選手とタイ記録。
凄いものを見ました。
実は彼女の実力は、4月に行われたクイーンシリキットカップで実証済。
このクイーンシリキットカップの話は、あえて今まで書いてきませんでした。
実は、日本ナショナルチーム、今年はワースト記録の9位。
こちら。
そして、韓国が怒涛の6連覇を達成していたからです。
こちら。
・・・つまり、ここ数年以降も韓国選手が世界を席巻することを意味します。
さらに、3日間大会アンダーパーを続けての個人優勝が、キム・ヒョージュ選手でした。
ちなみに長く日本女子ナショナルチームを引っ張ってきた、
宮里藍ちゃんも美香選手もこの大会は2位が最高。
・・・この10年間、個人優勝したのは2004年のしーちゃんだけです。
こちら。
なるべく、日本女子の健闘、頑張るアマ、ジュニアの記事を書こうとしていますが、
今回の優勝で、はっきりと格の違いは分かってしまいました。
やはり、日本でもアメリカでも韓国人プレイヤーが過半数勝つのは必然です。
さて、キム・ヒョージュ選手、今のままでも世界ランク20位以内の実力はあると見ます。
一直線にプロ入りして順調に伸びるかどうかは、神のみぞ知るですが、
現在、世界ランク1位のヤニと比較しても遜色のない素質と力の持ち主です。
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